弧宿の人 宮部みゆき

全部読みました。おもしろいというより悲しい。
ただただ人が死んでいきます。名前のある人の6割は死んだかな(?)
宮部さんの作品にしては珍しいことです。悲劇を好まない人にはおススメできないかな。


内容として全ての描写がいい。心情・景色・人物etc・・・
これがあるから悲しいのに、何か暖かい感じを受けるんでしょうかね。
ただキャラクターがね、もう少し深く書いてもいい人物があった。加賀様とか。
終盤の短さとかも不満といえば不満。


起伏の激しい内容でないのでインパクト不足を感じましたが(戯言シリーズ京極堂シリーズばっか読んでいたからかな〜)、悪くないです。


落ち着いたらもう一度読もうと思います。